30年以上子供達と接して・・・卓球偏

東広島スカイジュニア卓球クラブを結成して25年くらい経ちますが、

それ以前から子供達に卓球を教えていたので、かれこれ30年くらい

卓球をする子供達に接しています。

30年もやっていると、時代の変化を感じずにはいられません。

〇 30年前の卓球と今の卓球(プレースタイル、用具、ルール)

    今の卓球のラリー感は本当に凄い。

    ボールが飛ばなくなったことと共にバックハンドの進化もあってなかなか打ち抜けなくなった。

〇 30年前の子供と今の子供

    明らかに変わったと感じるのは、子供達の運動能力の低下。当然体力からくる集中力、忍耐力の低下。

    今の子(特に男の子)は、小さな時からゲームで飼いならされている感が強いので、

    必要な運動機能、体力が備わっていない。

    年々、物事をやることが雑になってきていると感じる。字を書くことが雑、準備や片付け、道具の扱いが雑

    今の子の方がマイペース?というよりのんびり屋さん。

〇 30年前の親と今の親

    時代が進むにつれて、子供に触れる(子供を触る)量の増加、責任感の増加(良い面も悪い面も)

    昔ほど、親として構えている感があったが、今に近いほど、親が焦っているというか、緊張感が伝わる。

    そりゃあ、子供を思い通りに育てようとすると大変です。少子化するはずです。

〇 30年前の子供の周りの卓球環境と今の卓球環境

    最近は、本当に小さな時から卓球する子が増えたなあ。

    強いチームの勢力図も随分と変わってきたような気がする。と言うよりチームより個人に変わった。

    情報もネットで簡単に手に入る。

    卓球レポートを回し読みしてた頃が懐かしい。

〇 30年前の社会情勢と今の社会情勢

    卓球界は今も30年前も中国が強いが、現在の社会情勢も中国の存在感が脅威に感じる存在。

    日本は、卓球界は盛り返しつつあるが、経済や政治力では・・

ただ変わらないものもあります。

◎ 卓球の面白さ、楽しさ

◎ 子供の楽しそうな目

◎ 親の子供への愛情

◎ 子供のやらされてる感たっぷりの不満顔

◎ 子供、大人関係なくあるイジメ

◎ 学歴社会にいつまでもしがみつきたい日本人の気持ち

30年前の方が良かったとか悪かったとか言うつもりは全くありません。

30年前は、現在が出現するための前触れだっただけなのでしょうから。

一番大切なことは、過去のデータから、次に進むためのヒントを発見することです。

◎の変わらないものにこれからの卓球界が発展していくヒントがあるように感じます。

上の5つはこれからも変わらないでしょう。

イジメ問題は30年前どころか人類の歴史が始まった時からある問題でしょうから。

対策を考えるしかないのです。(いつかイジメ問題を深く掘り下げたいと思います。)

やらされている感たっぷりな不満顔を、楽しそうな目に変えてあげることが、

子供達に指導する上で重要です。

見てきた子供達をみて感じるのは、何かしらの良い結果を残す子は、良い方に「変」です。

いわゆる普通の子と違います。能力が高いと言うより、能力分布が変なんだと思います。

(変、変と言っているからと言って否定してませんよ。あくまでも違うということです。)

日本で学歴社会は、王道のように感じますが、

大昔は、ごく一部の変な人が世の中を変えるための学歴社会、王道なのであって、

最近は、自分を守るための、変わらないための王道になってしまっている。

先ほど能力分布と言いましたが、人には、

国語が得意な人もいれば、算数が得意な人もいる。

運動が得意な人がいれば、音楽や芸術が得意な人もいる。

フォアハンドが得意な人もいれば、バックハンドが得意な人もいる。

人それぞれで能力の質が違うと思うのですが、

最近の親子の動向を見ていると、無意識に同じ型にはめようとしてしまっている感じがします。

結局、狙い通りかどうかは分かりませんが、何かの型にハマって抜けられなくなっているのが、

今の多くの日本人のような気がします。いつでも変われる能力があった方が絶対楽なはずなんですけどね。

卓球は、用具の種類、テクニックの多様性、戦術の多様性から、変化のスポーツです。

変化を求めて、変化に対応して、変化に強い人間にしてくれるのが卓球です。

心(性格)も、技も、体も、頭の中も柔軟性が卓球には必要です。

固いと大概ケガをしますね。心も体も・・・

卓球って、変化に強くなれる良いスポーツだと断言できます。

30年子供達に接してきて、

子供たちの柔軟性が弱くなってきている今だからこそ、

卓球を是非やって欲しいと思います。

Tera賀茂塾 塾長 茂谷 幸弘